農業経営における働き方改革① グリンリーフグループ

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農業界で働く上での課題や可能性を知り、これから働いていくにあたって必要な知識と心構えを学びます。農業の仕事の多様性・特異性を学ぶだけでなく、近年普及が広まっている働き方改革も実例とともに学んでいきます。

農業経営における働き方改革① グリンリーフグループとは?

この章では、実際に職場で働き方改革を取り入れている群馬県の農業生産法人「グリンリーフ株式会社」をご紹介します。経営者の澤浦さんが実施してきた3つの改革を紐解いていきます。

講師:グリンリーフ株式会社 代表取締役 澤浦 彰治

グリンリーフ株式会社 代表取締役 澤浦 彰治

講師プロフィール

1964年、群馬県昭和村生まれ。1983年群馬県立利根農林高等学校を卒業後、群馬県畜産試験場での研修を経て、実家にて就農。こんにゃく価格の暴落をきっかけにこんにゃくの製品加工に着手。92年、3人の仲間とともに有機農業グループ「昭和野菜くらぶ」を立ち上げ、有機栽培を本格的に開始する。94年、家業を農業生産法人化(現グリンリーフ株式会社)させる。96年、有限会社野菜くらぶを設立し、2002年に野菜くらぶを株式会社化した。著書として『農業で成功する人 うまくいかない人』『小さく始めて農業で利益を出し続ける7つのルール』がある。

講師からのメッセージ

近代日本は、江戸から明治に代わり産業的大規模地主(農業)が育った1973年の地租改正から農地解放まで73年間。大規模地主を解体し小規模自作農業にした1946年の農地解放から2021年で75年間です。また、江戸時代をさかのぼると大体70年から80年おきに日本は大きな改革をしてきました。 近代史だけ見ても、農業は今まさに大きな変わり目です。戦後私たちが学校で学んできた農業の姿は1985年のプラザ合意まで約40年の間強制的に作られていた仮の姿でした。 この節目の時代に農業の世界で身を立てることは一度しかない人生をかけるのに申し分ない仕事だと思っています。 多くの農業者が育つことを祈念しています。

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